マインドを整える

経験者こそ専門分野へのハードルを高く設定しすぎて動けなくなる現象に名前をつけたい。

テリコ

突然ですが、あなたは何の専門家ですか?
あなたが人より秀でている分野は何でしょうか?

レオン

む……虫取りの達人!

テリコ

おぉ、一応出てきたね。
この質問、その道ひとすじな専門家の人でも、
なかなか答えられなかったりするもんなんだよ〜。

【こんな人におすすめの記事です】

  • 〇〇の専門家です。と胸を張って言えない。

  • 特に何の専門家でもないことにコンプレックスがある。

  • 専門性の高い人を見ると羨ましいなと感じる。

  • ある程度専門性が高まったら独立起業してみたい。

生まれた時からずっと美術畑で生きてきた

おそらくですが、私は誰がどう見てもデザインの専門家だし、
私がデザインについて語らなければ誰が語るのか?
というくらい、人生の大半の時間を
美術という分野に使ってきたという自負があります。

生まれた家は芸術家家系。
美術の道へ進むと決めたのは小学生の頃。
美大受験へ向けて本格的な勉強を始めたのは中学2年生の時。
就職してからはデザイナー職一筋。

勉強期間から含めると、
実に24年間も絵を描いたりデザインを考えたり、
美術展に行ったり世の中の商品を
デザイン的な視点で見続けてきたわけです。

というか、生まれたその家からして美術家系ということは、
美術に触れていない期間が生まれてこの方一瞬たりとも無いんですよね。

テリコ

あらためて書くとすごいことだなぁ…

その道ばかり見てきたからこそ逆に言えないことがある

しかし、だからこそ、
デザインをバックエンドに設定することからずっと逃げていました。
ましてやブランディングなんて大層なもの、
50歳くらいになったら少しは語れるかしら?くらいに思ってたことも…

「これやって」と言われれば喜んで引き受けるけれど、
自らすすんで
「デザインでビジネスの後押しできます!」
「ブランド構築できます!」
「世界観を見える化できます!」とはなかなか言えず…。
(言ったとしても売り物を提示できない)

理由としては、デザインやブランディングの奥深さを知っているから。

というのもあるけれど、それ以上に、

自分にはこれしかない! という分野でコケたら……立ち直れない…!

って気持ちが、どこかで働いていたような気がします。
だから、そこで勝負出来なかった。

もしやそれは「専門家あるある」なのかもしれない

でもこれって、私だけじゃ無いんだなと
主催しているブランド構築プロジェクトに
参加してくれているみんなを見ていて思いました。

周囲から見たらどう見てもその分野のプロでしかないのに、
本人はその世界を知っているし、
その世界をリスペクトしてるからこそいらぬ謙遜と怯えで動けなくなる。

チャレンジャーでいられるうちは失うものが無いから楽だけど、
その道を経験してしまったが故に守りたいものが出来てしまう。

けど、そういう人こそ殻を破って表に飛び出したら、
他の人が追随できないようなパワーを発揮するんです。

高いハードルを設定しているのは…誰?

私の友人に、イラストがとても得意なデザイナーがいました。過去形です。

彼女は、デザイナー時代から たくさんのイラストの仕事を受けていました。

そして彼女自身、イラストが大好きで、
本当はデザイナーではなくイラストレーターとして活躍したいという
気持ちを長く持ち続けていました。

周囲からすると、すでにイラストの仕事をしているのだし、
さっさとイラストレーターを名乗って仕舞えばいいのに。

という感じだったけど、

本人は「イラストレーター…恐れ多い!」となってしまい、
なかなかその一歩を踏み出せずにいました。

けれど、その彼女が覚悟を決めて、
イラストレーターと名乗り出した途端、大きな仕事が舞い込みました。

大手出版社のビジネス書の挿絵を丸々担当したんです。
イラストレーター一年生で。 結構な快挙だと思うんですよね。

これって、すごい不思議だなぁ…と。

胸を張って手を挙げると起こるミラクル

彼女は、肩書きを変えて手を挙げただけです。
覚悟を決めただけ。 と言っても良いかもしれません。

なのに、現実の動きはとても大きいものでした。

やっぱり、手を挙げた人にチャンスは回ってくるんだなぁと。
でもってその手は多分、物理面よりも気持ちの面で
「挙げる」と決めることの方が重要なんですよね。

私も、デザイナーとして腹を括ると決めて、
デザイナーとして、もっと人様のビジネスの根幹に携わりたい!と
明確に意思を固めた途端、
今までやりたくてもできずにいたような、
大きな案件のお声がけが爆発的に増えました。

チャレンジャーと専門家、それぞれに必要なこと

今チャレンジャーのみなさん、怯えてる場合じゃないです。
この先の方がもっとずっと腹を括らないといけないことたくさんあります。
ビジネスがうまくいけば、良い意味で責任は大きくなる一方です。

今はめちゃくちゃ身軽なんだと気づいて、
どんどんこけまくりましょう。笑

専門家のみなさん、コケたく無いですよね。
けど、コケるのが怖いほどの経験を積んできたならば、
コケたときにリカバリーできる力はきっとあります。

自分を信じるなんて大層なことできないですよね。 超わかる。笑

信じなくていいから、一旦飛び出してみると決めてみましょう。
その後は野となれ山となれです。

結果、周囲がざわつく変身を遂げると思いますよ。

もうちょっとちゃんとしてから…とか、無しね。

だって38年間美術と関わり続けている私ですら、
未だ下っ端新人の気持ちが抜けませんから。
ちゃんとできる日なんて永遠にこないと諦めてください!

ABOUT ME
テリコ
テリコ
ブランディングデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。【変】をこよなく愛するが故に個性派さんが大好物。個性派だらけの世界を作ってうっかり目立ちがちな自分を隠したい所存。ウイスキー好きさんも大歓迎。